指を自分に向ける。
これはつまり、自分を見つめるということ。
どんなに嫌な出来事があったとしても、
もしかしたら自分に原因があったのではないかと考えてみる。
誰かを非難する前に、自分はどうなのかと自らを省みる。

言葉で言うのは簡単ですが、
行動に移すとなると、とても難しいんですよね。
最近歩いて出勤していて、後ろから自転車が勢いよく通り過ぎるたびに
「危ないなぁ！！」と心の中でひそかに怒っている私。
でもよくよく考えてみれば、歩いている私ももっと気を付けられたかもしれない。
端っこを歩いたら、ぶつかることはないだろうし
狭い道を歩くときは一度、後ろを確認してから歩き出せばいい。
自分が心地よく歩きたい気持ちもありますが、
きっと自転車の方たちも急ぐ理由がある。

どちらかだけがいいなんてことはこの世には、あまりないと思う。
「お互い様」という言葉だけではなく、その感覚も
そう思える心のゆとりも、もっと広がったら、
きっともっと素敵な世界が始まるんだろうなと感じました。