ムラタの存在する業界
弊社が専業としている「表面処理加工業」と言う業界は、一般的には非常に分かりにくい業界となりますが、実は皆様の日常生活に関わる意外な場所で使われています。
私共の生活の中には「機械」と呼ばれるものが多く存在していますが、歩くと靴底が減る様に、機械も作動しているうちに摩耗する部分が必ず生じてきます。 その摩耗した部分を「表面加工技術」により復元・強化したり、様々な物質のコーティングを行う事で絶縁性や耐久性の向上を図る事が出来ます。
機械と名のつくものであれば、基本的に部分的な摩耗は避けられない訳ですから、この技術の需要は計り知れない大きさとなりますが、まだまだこの技術自体は社会に広く浸透している訳ではなく、弊社では考えた事もないような利用方法があるかもしれません。
実際に現時点でも弊社のお客様とお取り引きをさせて頂いている中で、毎月の様に新たな利用方法が考案され、その中から実用化されているものも少なくありません。
人間が機械というものを手に入れてから急速に近代化が行われて現代に至り、更に加速度を付けて未来に向かっていく現在にあって、ムラタの技術が社会に貢献出来る可能性は非常に高くなって来ています。
ムラタの位置づけ
世の中が年々オートメーション化(機械化)していく昨今の中で、弊社の技術が社会的に役立つ機会も増加していく事は明らかですが、様々な技術革新によって弊社に求められる技術レベルも上がっていくのも必然の事と言えます。
ムラタはこの業界にあって、新たな技術の積極的な導入により様々な需要に応え続けて来ているのですが、これはただ単に設備投資のみを行ってきただけでは訳ではありません。
ムラタの技術は、工場のライン仕事の様にほとんど人間の手を介さずに出来上がるものではなく、「人間がどれだけ機械設備を使いこなして加工するか」が重要となってきます。
ですからムラタではいわゆる、「職人技」の伝承というものを大切にし、業界での「現代の匠」としての位置づけを確立しています。