ムラタの技術力
ムラタは、自動車のエンジンを再生させる「ボーリング技術」から創業し、社名も当時のまま「村田ボーリング技研株式会社」としています。その後、時代の流れと共に海外で発展している溶射加工技術に目を付け、他社に先駆けて溶射設備を導入し、溶射技術を弊社の柱として育て上げてきました。
弊社の技術は工場のラインの様に、機械が勝手に大量生産してくれる訳ではなく、一品一品がオーダーメイドとなりますので、溶射の機械を道具として使いこなす職人が必要となります。 ですから新しい設備の導入をする一方で、従来の職人の技術レベルの向上にも積極的に取り組み続け、その結果として、地熱発電施設や天文衛星等、過酷な条件下での信頼性が求められるものにまで、弊社の技術が導入される様になって来ています。
又、弊社ではほとんどの溶射加工に対応出来るだけの技術や設備を保有しているだけでなく、研削加工等の溶射に関わる前後の工程まで自社で対応出来る為、納期や価格面でも強みを持つ事が出来ています。
ここ最近では、十数年前より各種研究開発機関から開発助成金交付企業に認定され、産官学との共同研究を積み重ね、この積極的な取り組みにより、常に最新技術に触れる機会が増え、ムラタの技術競争力の強化につながってきています。